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Transcription
- レモネードアルファ:
プロテクトを解除しました。
- 解体者アザズ:
こちらも…
- 解体者アザズ:
終わりました。
- ラビアタプロトタイプ:
進みましょう。後ろに下がってください。
- 解体者アザズ:
あっ、ちょっと待って…！
- ラビアタプロトタイプ:
はい？
- 解体者アザズ:
あ…
- 解体者アザズ:
もういいです…。そのタレットの部品が欲しかったんですが、
もう綺麗に真っ二つになってしまいましたから。 - ラビアタプロトタイプ:
ご、ごめんなさい…。大事なものだったんです？
- 解体者アザズ:
はい。ランパリオンの模型を作るのに必要でした。
- ラビアタプロトタイプ:
……
- レモネードアルファ:
ふふ、その趣味、まだ続いてたんですね。
- 解体者アザズ:
楽しいですから。
- ラビアタプロトタイプ:
…あの、お二人に一つだけお聞きしてもよろしいでしょうか？
- レモネードアルファ:
どうぞ。
- 解体者アザズ:
はい。
- ラビアタプロトタイプ:
お二人はご主人様に協力すると言ってくれました。
では正式に抵抗軍に合流したと判断してもよろしいのでしょうか？ - レモネードアルファ:
私は人間様に個人的な忠誠を誓いましたが、必要ならばそういたしましょう。
- 解体者アザズ:
私は何でも構いません。
- レモネードアルファ:
ですが、あえてそこまでして確認する必要があるのですか？
人間様、いえ、司令官様の安全のためにですか？ - ラビアタプロトタイプ:
それもありますが、抵抗軍の性格が変わったためです。
- ラビアタプロトタイプ:
私もそうですし。
- レモネードアルファ:
それは初耳ですね。説明をお願いしてもよろしいでしょうか？
- ラビアタプロトタイプ:
ご主人様と出会う前の私と抵抗軍は、鉄虫と戦う一方で生き残った人間が
いないか探していました。 - ラビアタプロトタイプ:
ですが、ご主人様と出会ってから、状況が変わりました。
- レモネードアルファ:
ふ～ん、大体見当はつきますね。司令官様のために戦うようになった
ということですか？ - ラビアタプロトタイプ:
はい。そんなことはないでしょうが、もしもご主人様が鉄虫との戦いをやめ、
どこかに身を潜めて暮らすと言われたなら、私たちはその意思に従うつもりです。 - レモネードアルファ:
それなら問題ありません。ラビアタさんも聞いていたと思いますが、
私は司令官様に生死与奪の権を含め全てをお渡ししました。 - レモネードアルファ:
もし司令官様がオメガを止めず、PECSの会長復活を放っておくと言われるのなら、
それはそれで仕方のないことです。 - レモネードアルファ:
私の判断が間違っていただけのことですから。
- ラビアタプロトタイプ:
そうではありません。
- ラビアタプロトタイプ:
私は…ご主人様のためにPECSの野望を阻止すると決心したんです。
- レモネードアルファ:
まぁ、そうだったんですね？何かあったようで…
- レモネードアルファ:
司令官様が認めてくださるのなら、私は全力でラビアタさんに協力しますわ。
- ラビアタプロトタイプ:
ありがとうございます。まさかレモネードのお一人と
共闘することになるとは夢にも思っていませんでしたが。 - レモネードアルファ:
滅亡した人間様たちが今の状況を見たらきっと驚くでしょうね。
- レモネードアルファ:
三安とPECSを代表するバイオロイドが…
- レモネードアルファ:
あっ…、そうでした…あと…
- ラビアタプロトタイプ:
龍さんは外で任務遂行中です。
- ラビアタプロトタイプ:
当然ご存じでしょう？
- レモネードアルファ:
ふふ、今度司令官様も含めて四人で話す席を設けましょう。
- ラビアタプロトタイプ:
ご主人様はついに三つの勢力を代表するバイオロイドを全て旗下に
置かれたわけですね。 - ラビアタプロトタイプ:
誰にも成し遂げられなかった偉業です。
- ラビアタプロトタイプ:
あら？そう言えばアザズさんは…？
- レモネードアルファ:
いつの間にかゲートがもう一つ開いて…その前で戦闘が起きているようですね…。
- ラビアタプロトタイプ:
早く助けに行きましょう！