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Transcription
- レモネードオメガ:
準備は?
- ⁇:
…他の皆様は準備完了とのことです。
- レモネードオメガ:
他の皆「様」?
- ⁇:
……申し訳ありません。
- レモネードオメガ:
同じことを何度も言わせないで。
- レモネードオメガ:
私の前で敬称をつけて呼べるのは会長たちだけ。わかった?
- ⁇:
……はい。以後気をつけます。
- レモネードオメガ:
準備ができたならもう下がりなさい。
- レモネードガンマ:
何だ、やっと始まったか?
- レモネードオメガ:
静粛に、ガンマ。議長は私です。
- レモネードガンマ:
はいはい。わかりましたよ。
- レモネードデルタ:
あらあら、カリカリしちゃって、まぁ……
- レモネードオメガ:
……デルタ、今何と言いました?
- レモネードデルタ:
やだ、ごめんなさい。聞こえちゃいました?
まぁ、聞こえるように言ったんですけどね?でも気分を悪くしないで? - レモネードデルタ:
私が言いたいのは……オメガ、身の程を知りなさいってことよ。
会長が目覚める絶好のチャンスを逃がしたくせに、何偉そうに仕切ってるのかしら? - レモネードオメガ:
……それなら何度も説明したはずでしょう。「鉄の王子」の邪魔さえなければ―
- レモネードデルタ:
アハハハハッ!おっかしい~!アルファごときに圧倒されて、
しかもケストスヒマスまで捨てて逃げておいて、よく言えたものだわ~? - レモネードオメガ:
……!
- レモネードベータ:
お、お二人ともそのくらいにしましょう。
- レモネードベータ:
せっかくの評議会ですし―
- レモネードオメガ:
ゼータ。
- レモネードゼータ:
はい。
- レモネードオメガ:
私が頼んでおいた例の件はどうなりましたか?
- レモネードゼータ:
現在進行中です。
- レモネードオメガ:
進行中……?
- レモネードオメガ:
もう少し詳しく説明してもらえますか?
- レモネードゼータ:
予定されていた273ヶ所のうち、241ヶ所に工場の建設を終わらせ、
27ヶ所は施工中です。残りの5ヶ所は対象地域の確保まで終わった状態です。 - レモネードオメガ:
ふむ……そうですか。順調に進んでいるみたいですね。
ご苦労様です、ゼータ、そのまま続けてください。 - レモネードオメガ:
そして……
- レモネードオメガ:
イプシロン、あなたからの発言がありませんが聞いていますか?
- レモネードイプシロン:
うん……聞いてる。
- レモネードオメガ:
集中してください、イプシロン。
- レモネードイプシロン:
軌道ステーションだからかな……送受信に……問題が…
- レモネードイプシロン:
周波数を……合わせてるんだけど……
- レモネードイプシロン:
……
- レモネードオメガ:
イプシロン?
- レモネードイプシロン:
スゥ…スゥ……
- レモネードガンマ:
カハハハハハッ!相変わらず寝ぼすけだなっ!
ほっとけほっとけ!どうせ特に興味もないんだろうしよ。 - レモネードオメガ:
……
- レモネードオメガ:
では、これから本題―
- レモネードデルタ:
あら?
- レモネードデルタ:
やだ、失礼。椅子が崩れちゃったわ。もう、バランスが悪いわね……。
- レモネードガンマ:
まだ根に持ってんのか?相変わらず性悪だな。そろそろ許してやれよ?
- レモネードデルタ:
は?何ですって?もう一度言ってみなさい……!
- レモネードデルタ:
この雌ブタどもから会長の寵愛を奪われたあと、
私がどんな思いで愛されない日々を過ごしたのか……あなたにわかるの!? - レモネードガンマ:
おっと、逆鱗に触れたか。怖い怖い。
- レモネードデルタ:
ヨーロッパに来る時は教えなさい?盛大に歓迎してあげるわぁ……!
- レモネードガンマ:
わかったよ!わかったからそのやべー笑い方どうにかしろ。毒気が染み出してんぞ。
- レモネードオメガ:
二人とも静粛に。今日の議題がどれだけ重要なのか、
わからないわけではありませんよね? - レモネードデルタ:
…フン。
- レモネードガンマ:
わかってるよ。わかんねぇわけねーだろ。
- レモネードオメガ:
そうです、ガンマ。あなたがわからなくては困ります。
- レモネードオメガ:
戦力を補強するためにちょっと内政を任せていたら、
こんなことになってしまうだなんて。あなた、本当に今まで何をしていたんですか? - レモネードガンマ:
あぁ?何をしてただ?そこまで言われることか?おい。
- レモネードガンマ:
ただ人間一人とその奴隷たちがステージの上で歌って踊ってるだけの映像だろ!
- レモネードオメガ:
そのただの映像のせいで、裏切り者がどれだけ増えたのか教えてあげましょうか?
- レモネードオメガ:
時間が経てば経つほどその数は増え、コピーまで出回っているせいで統制のしようが―
- レモネードガンマ:
そんなのどうでもいいだろ。どうせ見つけ次第お前が処理してんだろ?
- レモネードデルタ:
気に入らないけど私もガンマと同じ意見だわ。
どうせ裏切るんなら早い方が良いでしょう?後で面倒になるよりマシよ。 - レモネードデルタ:
それに……行きたいなら行かせればいいじゃない。
代わりはいくらでも作れるんだし。 - レモネードベータ:
バイオロイドは人間の命令に従うようにできています……
彼女たちもどうしようもないはずです…… - レモネードベータ:
ですので即処刑するのはもう少し慎重に……
- レモネードオメガ:
ゼータ、あなたの考えは?
- レモネードベータ:
……
- レモネードゼータ:
非効率的だと思います。
- レモネードオメガ:
そうですか。ベータとゼータの考えはわかりました。
- レモネードベータ:
わ、私が言いたいのは……
- レモネードオメガ:
イプシロンはどうです?
- レモネードイプシロン:
すやぁ……
- レモネードオメガ:
ふぅ…
- レモネードオメガ:
わかりました……では今回の会議はここまでにします。
当面は私が親衛隊を率い、裏切り者を探し出します。 - レモネードデルタ:
そう。お好きにどうぞ。私はどうせヨーロッパにいますから関係な……
- レモネードデルタ:
いや、しっかりと処理しておきなさい。
- レモネードオメガ:
処理しておきなさい……?
- レモネードガンマ:
ふ~ん。それなら私も出ておくか。私にも責任があるようだし?
それになんか面白そうな気配がする……! - レモネードゼータ:
お疲れ様でした。
- レモネードイプシロン:
ぐぅ……
- レモネードベータ:
あの、オメガ……やっぱり即処刑はもう一度考え直した方が……
- レモネードオメガ:
ベータ。あなたももういいわ。
- レモネードベータ:
あっ……、わ、分かりました。
- レモネードオメガ:
……
- ⁇:
オメガ様…
- ⁇:
次の予定が……
- ⁇:
…うっ……
- レモネードオメガ:
どいつもこいつも……!会長たちが目覚めた時に何が重要なのか、
何も分かっていない……! - レモネードオメガ:
アルファ、クソビッチさえいなければッ……!あの時あの人間を捕まえていれば、
今頃会長たちは復活していたはずなのに!! - レモネードオメガ:
…………ふん、まぁいいです。
- レモネードオメガ:
どうやら……見せしめが必要なようですね。
バージニア州で映像が拡散しているようですので、 そこの住民を処刑して分からせることにしましょう。 - ⁇:
……それも確かではありません。何者かがデータを改ざんして
アップロードした可能性もありますし― - レモネードオメガ:
そんなことは不可能だとネットワークを構築したあなたなら
わかっているはずでしょう?それに… - レモネードオメガ:
私の許可なしに勝手に口を開かないで。その口、切り裂いてやりたくなる。
- ⁇:
……
- レモネードオメガ:
すぐ戻ってくるから、それまで情報を統制しておきなさい。
- レモネードオメガ:
いつも通りに。わかったわね?
- ⁇:
……
- ⁇:
……はい。
- レモネードガンマ:
やっとうんざりするデスクワークからの解放だ!
- レモネードガンマ:
ずっと座ってると全身ガチガチになる。ふぅ……、肩が凝った。
- レモネードガンマ:
仕事ばっかしてたから探してたのを完っ全に忘れてたが……
アミーナ・ジョーンズの遺産が目覚めたってことは、きっと…… - レモネードガンマ:
ははっ、私がこの時をどれだけ待っていたか……!!
- レモネードガンマ:
もう会いたくて会いたくてしょうがないぞ……!
- レモネードガンマ:
無敵の龍……!!
- レモネードデルタ:
チッ!2人もいて椅子にもならないなんて……
- オードリー・ドリームウィーバー:
あぁっ……!
- オリビア・スターソワー:
soeur!
- レモネードデルタ:
役立たずのブタども。全く理解できないわ。
- レモネードデルタ:
無能で卑しいお前達がどうやって会長を誘惑できたのか……!
- オリビア・スターソワー:
いい加減にして!もうずっと昔のことよ!?
今の私たちとは何の関係もな―キャァッ!!! - オードリー・ドリームウィーバー:
オリビア!
- レモネードデルタ:
耳に響くから大声出さないでくれる?吠えられないように
喉を潰してあげようかしら? - レモネードデルタ:
会長を誘惑できた時はどんな感じだった?嬉しかったでしょ。
こんなことになるとは夢にも思わなかっただろうから。 - レモネードデルタ:
はぁ……できることならこの手でお前達の顔の皮を剥いでやりたいわ……
でもここの遺伝子の種もそろそろ底をつきそうだし?節約しないとね。 まぁ、もう何回もやってきたことだから慣れてるけど。 - レモネードデルタ:
そうね……場所をちょっと変えましょうか。
ここほどではないけど、ヨーロッパならお前達の種なんか 腐るほど手に入るから。探せばいいのよ。 - レモネードデルタ:
うふん♡……北の方に行きましょうか。
- レモネードデルタ:
ふふっ、お前達のせいで私が会長と離れて過ごすことになった場所よ。
- レモネードデルタ:
そこで今までやってきたことをもう一度やるの。どう?
安心なさい。すぐには殺さないから。 じわじわ……ゆっくりと、ね… - レモネードデルタ:
あはは……アハハハハハハッ……!!!
- 主人公:
- 夜明け前。
- 主人公:
- 俺を含めたオルカ号の全員が、目前に控えた作戦に向けて
慌ただしく動いていた。 - 主人公:
- オルカ号に乗り込む人数は普段と変わらなかったが、積載物資が桁違いだ。
爆弾と砲弾、弾薬が格納庫を埋め尽くしていた。 - ふう…
- レモネードアルファ:
どうぞ、旦那様。
- ありがとう。
- 主人公:
- アルファが持ってきてくれたコーヒーを一口飲むと、少し緊張がほぐれた。
- レモネードアルファ:
今回の作戦のせいで、最近ちゃんと眠れてませんよね。大丈夫ですか?
- このくらい大丈夫だよ。
- 主人公:
- それでも心配そうなアルファを安心させるために、笑って見せる。
- 無敵の龍:
主。遅れてすまない。
- 到着したか?
- 無敵の龍:
10分後には到着する。「星の落とし子」のせいで
太平洋を大きく迂回して少し遅くなった。 - 問題ない。まずは航路を共有する。
- 主人公:
- 持っていたパネルを操作して、艦長室の大型スクリーンに地図を映し出した。
- 主人公:
- 俺たちがいるアリューシャン列島のコディアック島から伸びる点線が、
アメリカ大陸の西岸に沿って曲がり、進んでいく。 - 主人公:
- 点線が止まった所は大陸中部のバンクーバー島。
PECSとオメガの勢力下にあるその場所が今回の作戦目標だ。