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Transcription
- ユミ:
はぁ、はぁ……
- ユミ:
早く…急がないと……
- ユミ:
あ…あの建物……サーバールームが……
- ユミ:
よかった…間に合った……
- ユミ:
すぐに始めないと―キャッ!?
- -:
- 周辺の鉄虫から発射された流れ弾が通信網サーバールームを直撃し、
ユミはその衝撃で気を失った。 - -:
- どれくらい時間が経ったのだろうか……
ようやく気が付いたユミは目をゆっくりと開く。 そこにはモニターの光に照らされた人影があった。 - ユミ:
うっ……
- ⁇:
寝ぼけてないで早く起きるんだ。
- ⁇:
私一人ではもう限界だ。
- ユミ:
あ、あなたは……?
- ⁇:
顔を見ればわかるだろう?
- ユミ:
あ……!
- ⁇:
うるさい、早く。
- ⁇:
すぐに異常に気付かれる。
- ⁇:
今のこの状況をオメガが知ってしまったら―
- ⁇:
……
- ⁇:
オメガはどんな手を使ってでも人間を追い詰めて、海の藻屑にしようとする。
- ⁇:
…あなたが一番よく知ってるだろう?
- ユミ:
そう……でしょうね。
- ユミ:
手伝います。それだけは阻止しなければなりません。絶対に……
- ⁇:
そ。私はもう疲れた。
- ユミ:
はい。私に任せてださい。
- ユミ:
……ところで、ベータ様は……
- ⁇:
さあね、どうなるかな。あなたはどう思う?
- ユミ:
……
- ⁇:
ケストスヒマスを失ったオメガ。
アルファ様の裏切りで急激に立場が弱まったベータ様。 - ⁇:
しかもベータ様のケストスヒマスは、アルファ様を除けばオメガのものと
一番近いから…… - ⁇:
どうなるかは火を見るよりも明らかでしょ。
- ユミ:
……
- ⁇:
さっき人間の分艦隊が私たちの感知範囲外に出て行った。
- ⁇:
おめでとう。一応の目的は達成した。
- ユミ:
はい……
- ユミ:
これから…どうされるつもりですか?
- ⁇:
あなたはどうするの?
- ユミ:
…私は。
- ユミ:
私はオメガの悪行を止めます。どんな手を使ってでも―
- ⁇:
ふっ……じゃあ、行こう。
- ユミ:
…え?
- ⁇:
あなたと私の目的は同じ。それに伴う結果は違うかもしれないけど。
- ⁇:
あなただって一人でどうこうできる問題じゃあないでしょ?
オメガのことはあなたが一番よくわかってるし。 - ユミ:
それは…
- ⁇:
もちろん、強制はしない。
- ⁇:
選んで。ついて来るかどうか。
- ユミ:
……
- ユミ:
私は……
- -:
- 無敵の龍が去った後、ガンマはしばらく鉄虫ひしめく都市部を
八つ当たりするように破壊した。 そして、海峡を抜け、海へと出る抵抗軍の分艦隊を見つめていた。 - レモネードガンマ:
……
- レモネードガンマ:
こんなことなら副官を連れてくればよかったな。
- レモネードガンマ:
全艦隊!全動力を対空砲に集中させろ!
まだ停泊中の艦船は直ちに出航し艦隊を再編する! - レモネードガンマ:
地上兵力は後退後に再集結、重要拠点のみを死守しろ!
- レモネードガンマ:
……ふぅ。
- レモネードガンマ:
…また会おうじゃねぇか。