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Transcription
- 主人公:
- 非常警報が鳴り響くと同時に臨時指揮所はどよめいた。
- これは……
- 主人公:
- 周辺の地形を映し出す作戦地図に、鉄虫を示す真っ赤な点が所狭しと出現していた。
- くそっ、またか…!隊員の避難状況は!
- アルマン枢機卿:
ほとんどが10分以内に臨時指揮所に帰還する予定です!
残りは空港のアーマードメイデンと内陸のホードのみとなっています! - 出来るだけ急ぐように伝えろ!龍は?
- レモネードアルファ:
同じく帰還中です。
- レモネードアルファ:
ホライゾンと分艦隊も交戦を中止し、作戦海域を離脱中です。
旦那様も早くオルカ号に! - わかっ…ちょっと待て。
- 主人公:
- 臨時指揮所を出ようとした瞬間、都市周辺地域を映している偵察映像の一つに
目を奪われた。 - あれを拡大してくれ。
- アルマン枢機卿:
はい、陛下。
- 主人公:
- スピーカーと呼称している鉄虫と、その周辺に群がる鉄虫の姿が拡大される。
- 主人公:
- 以前も見たことがある状況だったが、今回は何かが引っかかった…
- スピーカー:
新たなる太陽が昇った!臣民どもは頭を垂れてあの御方を迎え入れよ!
- ……ん?
- アルマン枢機卿:
声が…?
- アルマンにも聞こえるのか?
- アルマン枢機卿:
はい。新たなる太陽が昇った。臣民どもは頭を垂れてあの御方を迎え入れよ……
- レモネードアルファ:
私がオルカ号の記録を確認した時は、鉄虫の言葉は旦那様だけが聞こえると……。
それに… - 俺も直接聞かないと分からなかった。
- 主人公:
- そんな俺の言葉を嘲笑うかのように、
スクリーンからはスピーカーの「声」が続いていた。 - スピーカー:
世界の秩序はあの御方の足元に再編されるであろう!
無知なる者たちはあの御方の教えに感涙せよ! - スピーカー:
あの御方の意志に従わぬ者は―ぐえぇっ!!!
- アルマン枢機卿:
鉄虫に…攻撃された……!?
- 主人公:
- スピーカーの周囲に集まっていた鉄虫の一体…「ハーヴェスター」と
呼称している鉄虫がスピーカーを巨大な腕部で叩き潰した。 - 主人公:
- それを合図に……鉄虫たちは暴れ始めた。
- 主人公:
- 互いを攻撃し合いながら。
- これは一体…?
- レモネードアルファ:
ここだけでなく、近隣の偵察地点でも同じ現象が発生しています!
- レモネードアルファ:
残存していたPECSの兵力も攻撃を受けているところを見ると、
敵味方関係なく無差別に攻撃をしているようです! - …ということは、ひとまず最悪の事態ではないか……
- 主人公:
- 地図を見ると海の方に鉄虫はほとんどいない。
アーマードメイデンも今すぐ出発すれば無事に戻ってこれそうだ。でも… - ホードに通信を繋いでくれ。
- 主人公:
- 戦術地図上のホードの部隊マークは、依然として
内陸の奥深い場所で点滅していた……