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Transcription
- T-75ウェアウルフ:
いやぁ、ラビアタ~。嬉しくて涙が出そう!ていうかもう泣いちゃう!
- T-75ウェアウルフ:
ちょうどさっき最後の弾、使い切ったところだったのよ~!
- T-40ハイエナ:
ウチも爆弾が切れちゃって、ショットガン撃ってたとこさ!マジでつまんなかった~!
- T-75ウェアウルフ:
あ!ハイ!ハイ!酒持ってきた?つまみは!?
- ランサーミナ:
えっと…弾薬と食糧はありますけど……
- T-40ハイエナ:
爆弾は?
- ランサーミナ:
ば、爆弾は持ってきてます。司令官がたっぷり持って行くよう指示されましたから。
- T-40ハイエナ:
おふぁ~!ヨッシャァ!!
- T-40ハイエナ:
きゃははははっ!さすがは司令官!ウチと同じくらい変わってんねぇ!!
- T-75ウェアウルフ:
あぁ、でもタバコはあるじゃない。私のお気に入りのやつ。
- ランサーミナ:
ということは……まさか……?
- ランサーミナ:
いやいや!それはないでしょ……。戦場に持ってくるものじゃないですし!
- ランサーミナ:
……
- ランサーミナ:
ない、よね…?
- 迅速のカーン:
来てくれて感謝する。司令官には問題ないと言ったのだが実はギリギリの状況だった。
- ラビアタプロトタイプ:
とんでもないわ。
- ラビアタプロトタイプ:
…エヴァが接触してきたことは聞いてるわね?
- 迅速のカーン:
さっき聞いた。相変わらずよくわからない女だ。
- エヴァ:
よくわからない女で悪かったわね。
- エヴァ:
ハーイ。元気だった?カーン。
- 迅速のカーン:
そんな親しげな挨拶をするような仲になった記憶はないが。
- エヴァ:
100年以上も生きてきた亡霊同士、もう少し仲良くしてもいいと思わない?
- 迅速のカーン:
目的を持って生きている者を亡霊と呼ぶのは納得いかない。
- 迅速のカーン:
私は亡霊ではない。
- エヴァ:
ふふっ、残念。他の子はさておき、あなたとは仲良くできると思ってたのに……
- ラビアタプロトタイプ:
エヴァ、あなたの言う通りホードと合流しました。
- ラビアタプロトタイプ:
これから何をすればいいのか聞く前に、一つだけ教えてください。
- ラビアタプロトタイプ:
あなたの本当の目的は何ですか?どうしてしばらく何の音沙汰もなかったのに、
急に接触してきたのですか? - エヴァ:
私が正直に話したとして信じてくれるかしら?
- ラビアタプロトタイプ:
それは私が判断することです。
- エヴァ:
そうね……
- 迅速のカーン:
真実を話したとしても、嘘を混ぜて騙すつもりなんじゃないのか?
- エヴァ:
いくらなんでもそんな分かりやすい手は使わないわよ。
- エヴァ:
まぁ……いいわ。別にそのくらい話してあげる。
- エヴァ:
でも、その前に私の質問に答えてもらうわ。ラビアタ。
あなたはどうしてこんな重要な質問を彼のいないところで聞こうとしているのかしら? - ラビアタプロトタイプ:
あなたの話が真実か嘘かを判断してからじゃないと始まらないからです。
- エヴァ:
それを判断するのが司令官の役目なんじゃないの?
どうしてあなたがそれを代わりにやるの? - ラビアタプロトタイプ:
ご主人様の仕事を減らすことも、私の役割の一つです。
- エヴァ:
その役割は彼が望んでることではないと思うけど?
- エヴァ:
過保護にしか見えないわ。間違ってるとは思わないの?それとも……
- エヴァ:
司令官を信頼していないとか?
- ラビアタプロトタイプ:
…今の発言は撤回してください。今すぐに。
- 迅速のカーン:
滅亡戦争前もエヴァ、あなたのような者達をたくさん見てきた。
- エヴァ:
ふ~ん……そう?
- 迅速のカーン:
相手に質問を返して確かな答えを言わない。
- 迅速のカーン:
まともに相手をするような姿勢を取り、疑問を浮かばせては様々な憶測や結論を
出させるが、結局それが合っているかどうかは教えない。 - 迅速のカーン:
答えは重要じゃないんだ。目的は相手に自分自身を疑わせることだから。
- 迅速のカーン:
最初から答えがない質問だったってことだ。違うか?エヴァ?
- エヴァ:
やっぱりあなたとは…価値観が全然違うみたいね。ざ~んねん。
- ラビアタプロトタイプ:
あなたには隠された目的があり、それを隠そうとしていることはわかっています。
- ラビアタプロトタイプ:
でもこれだけは忘れないでください。
もしその目的達成のために、ご主人様に少しでも危害が及ぶ場合は… - ラビアタプロトタイプ:
必ず、その代価を払ってもらいます。
- エヴァ:
ふふ、それって私を脅迫してる?
- ラビアタプロトタイプ:
いいえ、私がすべきことを先にお話ししたまでです。
- エヴァ:
そうね、そうでしょうね。そんなのが脅迫だったら私もガッカリするところだったわ。
- エヴァ:
それからカーン?
- 迅速のカーン:
聞いている。
- エヴァ:
さっき私の質問には答えがないと言ってくれたけど、それは間違ってるわ。
既に答えは決まっている。 - エヴァ:
ラビアタ、司令官のお世話はあなたの役割じゃないわ。
その役割を果たす人物は別にいるから。 - ラビアタプロトタイプ:
はい?どういうことですか……
- ラビアタプロトタイプ:
まさかあなたがその役割とでも?一体どういう根拠があって……
- エヴァ:
さっきも言ったはず。正直に話したところで信じてくれるかしらって。
さぁ、あなたが判断するんでしょ?よ~く考えて判断してみて? - エヴァ:
疑問が解決したなら、最初の約束を守ってもらうわよ。
- みんな大丈夫か?
- ラビアタプロトタイプ:
ご主人様!
- 迅速のカーン:
無事だったか、司令官。
- それは俺のセリフだ…こっちは問題ない。
- エヴァ:
感動の再会中に水を差すようで悪いけど、話を進めさせてもらいます。
- エヴァ:
司令官、あなたは今すぐ北極海を通ってスヴァールバル諸島に向かってください。
- スヴァールバル諸島に?
- エヴァ:
いくつか理由はありますが、そこは今、抵抗軍にとって世界で最も安全な場所です。
- エヴァ:
アメリカをあれだけ荒らしたんですもの、オメガが黙っていませんからね。
- ……
- エヴァ:
それからそこには「記憶の箱舟」もあります。
人類が記録という行為を始めた時から、滅亡するまでの全ての歴史が保管されています。 そして、最後に… - エヴァ:
良いことがあるかもしれません。
- 具体的に教えてくれないか。
- エヴァ:
ふふっ、前も言いましたが……あなたにはもっとお仕置きが必要です。
- これ以上連想クイズをするつもりはない。お前の目的を教えてくれ。
- エヴァ:
……
- 主人公:
- 気のせいかもしれないが、エヴァの笑顔から悲壮感を感じた。
- エヴァ:
続けます。ラビアタとカーンは鉄の王子の研究所に向かわせてください。
- 何?
- エヴァ:
私の話はここまでです。ではその時が来れば連絡します。またお会いしましょう。
- 主人公:
- エヴァは一方的に話すと、質問する隙も与えず通信を切ってしまった。
- 主人公:
- 鉄の王子の研究所というとアンカレッジ近郊だ。今俺たちがいる場所から
そう離れてはいないが、危険としか言えない場所だ。 - 主人公:
- 鉄の王子というイレギュラーが発生した場所である上に、鉄虫が暴れ回る今、
何が起こるか予測できない。 - カーン、ラビアタ。俺たちの位置を—
- 迅速のカーン:
あの辺りなら昔行ったことがある。作戦遂行に問題はない。
- ……行くつもりなのか?
- ラビアタプロトタイプ:
ご主人様。エヴァはこれまで嘘をついたことはありません。
- ラビアタプロトタイプ:
アミーナの遺産の時もそうでした。
- でも危険すぎる。
- 迅速のカーン:
心配するな、司令官。
- 迅速のカーン:
思慮分別もなくただ暴れ回るだけの鉄虫など、敵ではない。
- …わかった。
- 主人公:
- 俺がそう言うとカーンはニコリと笑った。
- 迅速のカーン:
ありがとう信じてくれて、司令官。
- 迅速のカーン:
大分長く席を外すことになるだろうが、部隊員たちと無事に戻ってくる。
約束する。 - ラビアタプロトタイプ:
私もです、ご主人様。
- ラビアタプロトタイプ:
姉妹たちをよろしくお願いします。
- うん。無理をする必要はないからな。
- 迅速のカーン:
まるで永遠の別れみたいな挨拶だが、定期的に連絡する。
- 迅速のカーン:
では、お互い元気な姿で再会しよう。