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Transcription
- A-1ブラッディパンサー:
…すごいな。
- A-1ブラッディパンサー:
残っている熱気だけでも肌がピリピリする……。
だからメイ隊長が上陸を遅らせろって言ったのか。 - A-54カリスタ:
隊長！イオとスプリガンから難民たちが到着したって報告が入ったよ！
- A-54カリスタ:
到着した難民からどんどん輸送機に乗せてるって。
- A-1ブラッディパンサー:
よし。他には？
- A-54カリスタ:
ドゥームブリンガーは爆撃が終わって一旦待機中よ。
バンクーバー都心の対空火網が手強くて支援を要請してきてるわ。 - A-1ブラッディパンサー:
空港周辺の確保は終わったか？
- A-54カリスタ:
地上兵力の投入が続いてる。当分は問題ないみたい。
- A-1ブラッディパンサー:
そうか、では後は任せて移動する。
- A-1ブラッディパンサー:
イオとスプリガンを呼んでくれ。
- P-2000ジニヤー:
うぅ……
- P-2000ジニヤー:
お腹すいた……
- P-18シルフィード:
お腹すいたって言うのやめてくれない？ジニヤー。
一緒に絶食するって約束したでしょ？ - P-18シルフィード:
護衛機の私たちがメイ隊長よりも遅くてどうするのよ！？絶対許されないわ！
- P-18シルフィード:
スピードを上げるなら体が軽くなくちゃ！お腹がすいても終わるまでは我慢するのよ。
- P-2000ジニヤー:
でも、本当にお腹がすいて……トウモロコシ一つだけ……ダメかなぁ……？
- P-2000ジニヤー:
うぅ～……
- P-18シルフィード:
はぁ……
- P-18シルフィード:
ほら、はい。
- P-2000ジニヤー:
え？シルフィード……、これチョコバー？
- P-2000ジニヤー:
どこにあったの！？もしかして近くに食糧倉庫があるとか！？
- P-18シルフィード:
メイ隊長が爆撃したのに建物が残っているわけないでしょ！？
- P-18シルフィード:
あんたがそう言うと思って私が準備しといたの！
- P-2000ジニヤー:
シルフィード……！
- P-18シルフィード:
それで何とか我慢して。んで……
- P-18シルフィード:
あんたと私でクールにみんなを守るのよ。わかった？
- P-2000ジニヤー:
もぐもぐもぐ……いひひ、うん！わかった！
- B-7ストラトエンジェル:
ふむふむ……
- P-2000ジニヤー:
ストラトエンジェル大佐！
- P-18シルフィード:
こちらに何かご用でしょうか？
- B-7ストラトエンジェル:
あっ、大したことではありません。
先程ジニヤーとシルフィードが私を守ってくれましたよね？ - B-7ストラトエンジェル:
完璧な護衛でしたので、そのお礼と思って来ただけです。
- P-18シルフィード:
……そんな！とんでもないです。
私たちの護衛はいつでも超完璧でなければなりませんから！ - P-2000ジニヤー:
ひひ！シルフィード、顔真っ赤だよ！
- P-18シルフィード:
静かにして、ジニヤー！
- B-7ストラトエンジェル:
ふむふむ…
- B-7ストラトエンジェル:
それはそうとお聞きしますが、まだチョコバー残ってないかしら……？
- B-11ナイトエンジェル:
また何か食べるつもりですか？
- B-7ストラトエンジェル:
ナ、ナイトエンジェル？どうしてここに……？
- B-11ナイトエンジェル:
対空火網が無力化されるまで待機ってことになったじゃないですか。
ですので、見回りです。 - B-11ナイトエンジェル:
どうしました？そんなに焦って、何か私に隠し事でもあるのですか？
- B-7ストラトエンジェル:
いいえ、全然。私は何もしてませんよ？
- B-11ナイトエンジェル:
……
- B-7ストラトエンジェル:
…どうしたんですか？
- B-11ナイトエンジェル:
ふぅ……
- B-11ナイトエンジェル:
どうぞ。
- B-7ストラトエンジェル:
……チョコレート？
- B-11ナイトエンジェル:
積んでいる爆弾のせいでエネルギーの消耗が激しいんですよね？
- B-11ナイトエンジェル:
それでも食べてください。礼はいりません。
- B-7ストラトエンジェル:
ナイトエンジェル……
- B-7ストラトエンジェル:
ふふっ、ついに私を姉だと認めたわけですね！？
- B-7ストラトエンジェル:
まぁ、妹がそう言うのなら？仕方ありません……あぁっ！？
- B-11ナイトエンジェル:
チッ！やっぱり返してください。あなたにあげるのが急に嫌になりました。
- B-7ストラトエンジェル:
え？何でですか！？えぇ～……
- B-7ストラトエンジェル:
姉を弄ぶなんて！本当に……！ナイトエンジェル！ぷんぷん！ですよ！
- A-87バンシー:
何やら言い争いが始まりましたが……、お二人を止めた方がいいでしょうか？
- ALレイス:
……うぅ。
- 37式ダイカ:
大丈夫でしょう……二人とも久しぶりの再会で素直になれないのですよ……
- 37式ダイカ:
こういう風にちょっとした言い合いでもして姉妹の親睦を深めませんとね……
- A-87バンシー:
ダイカ大佐。
- 37式ダイカ:
はい……？
- A-87バンシー:
今度はナイトエンジェル大佐とストラトエンジェル大佐が
取っ組み合いの喧嘩を始めました。 - A-87バンシー:
胸とお腹の肉という言葉がお互いの導火線に火をつけたようです。
- 37式ダイカ:
あっ……それは止めるべきでしたね……
- A-87バンシー:
こういう風に姉妹の親睦を―
- 37式ダイカ:
あれは親睦ではありませんね……そんな穏やかなものでは……
- 37式ダイカ:
レイス、手伝ってくださ……あら…？
- 滅亡のメイ:
レイスは次の作戦地域に先に行くって言ってたわ。
- 滅亡のメイ:
アーマードメイデンがバンクーバー都心に進入したから、
じきに対空火網は無力化される。 - 滅亡のメイ:
各自の役割はさっきと同じだから引き続きよろしく。
だけどストラトエンジェルとバンシーは、今回は予備隊よ。 輸送機がある空港で待機していなさい。 - A-87バンシー:
後方で予備隊として待機。了解です。
- B-7ストラトエンジェル:
私が後方で待機……？
- B-7ストラトエンジェル:
隊長！予備隊の編成について申し上げ―
- 滅亡のメイ:
私とナイトエンジェル、ストラトエンジェル、あなたが同時に出撃するのは
明らかに戦力が過剰よ。 - B-7ストラトエンジェル:
ですが……
- 滅亡のメイ:
今回の作戦は途中で突発的な状況が発生する可能性が高いの。
だからどんな状況にも対応できるようにしておかなきゃ。 - 滅亡のメイ:
それを考慮した結果よ。ストラトエンジェル、あなたしかいないわ。
- B-7ストラトエンジェル:
……た、隊長がそこまで仰るのなら仕方ありませんね！
- B-7ストラトエンジェル:
わかりました。優秀なこの私が後方で待機しておきましょう！