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主人公
- ラビアタ、カーン、エヴァとの通信を終え、集結ポイントであるセントローレンス島へと向かった。

Transcription

  1. 主人公:

    - ラビアタ、カーン、エヴァとの通信を終え、集結ポイントであるセントローレンス島へと向かった。

  2. 主人公:

    - 集結ポイントでは隊員達を乗せた艦が次々と到着していた……。

  3. プレスターヨアンナ:

    殿!

  4. 主人公:

    - そして、ヨアンナは相変わらず丁寧なお辞儀で俺を迎えてくれた。

    1. 無事でよかった。今まで大変だったな。
  5. プレスターヨアンナ:

    この程度、大したことはない。殿と我々の未来のため!その礎を築くためであれば!

  6. プレスターヨアンナ:

    むしろ…ここまで築き上げてきたものを守れず、面目ない。

    1. いや、言っただろ?全て捨てて構わないから死ぬなって。
  7. 主人公:

    - 面目ないだなんてとんでもない。ヨアンナはインフラにいた隊員のほとんどをここまで無事に連れてきた。

  8. 主人公:

    - 一部の離脱してしまった隊員達もすぐに連絡が取れたし、護送のために部隊が出撃中だ。

    1. インフラはまた作ればいい。そんなことの為にお前達を失いたくない。
  9. プレスターヨアンナ:

    殿の言葉、しっかりと胸に刻む。

  10. 主人公:

    - しばらく、ヨアンナと積もる話に花を咲かせた。

  11. 主人公:

    - インフラの隊員たちがほぼ全員到着した頃、通路の方から騒がしい声が聞こえてきた……

  12. オレンジエード:

    わあぁ~、すごくテンション上がります~!ここが艦橋なんですね~!

  13. オレンジエード:

    通信する時、司令官様とアルファ様の後ろに少し見えてましたっけ!

  14. サラシア:

    うっわぁ~!!海の中が見えるぅ!!!

  15. サラシア:

    ここから外には出られるのかな~?シア、泳ぎたーい!

  16. オレンジエード:

    シアは泳ぐのが好きなんですか?今度このお姉さんと一緒に泳ぎましょう!

  17. サラシア:

    うん!

  18. サラシア:

    シア、泳ぐの好きだし!海も大好き!

  19. アンフィトリテ:

    シア!勝手に一人で行かないで!

  20. オレンジエード:

    あっ、シアのお姉さんですか?シアを連れ回してしまいました。すみません。

  21. アンフィトリテ:

    こ、こちらこそ申し訳ありません。ちょっと目を離した隙に……

  22. オレンジエード:

    食堂の方から―あっ!

  23. オレンジエード:

    司令官様!

  24. 主人公:

    - 俺を発見したオレンジエードがサラシアの手を引っ張って走ってきた。

  25. オレンジエード:

    ふぅぅぅぅん……

    1. ど、どうした?
  26. オレンジエード:

    いひひ!何でもありません!ただ私の想像通りだったなって思いまして。

  27. サラシア:

    偉い人間さま、やっほ~

    1. やっほー。ケガはなかった?
  28. サラシア:

    うんうん。なかったよ~!

  29. アンフィトリテ:

    ご無事で何よりです、司令官様。

  30. アンフィトリテ:

    帰還報告が遅くなり申し訳ございません。

    1. 大丈夫だよ。そう畏まらなくてもいいよ。
  31. アンフィトリテ:

    そ、そうですか……?

  32. サラシア:

    えへへ、アンフィお姉ちゃんは真面目すぎるんだよ~!

  33. アンフィトリテ:

    シ、シア!

  34. オレンジエード:

    そうですよ~。そんなに畏まることないですよ~!司令官様はとっても器が大きいんですから!

  35. オレンジエード:

    そういうことで……あのですね、司令官様……

    1. 悪いが、オレンジエードはまた外で頑張ってもらうことになりそうだ…
  36. オレンジエード:

    エッ。

    1. PECSの動向を調査する必要がある。
  37. オレンジエード:

    はぁ……仕方ないですね……

  38. オレンジエード:

    まぁ私が優秀すぎるせいですし!私しかいませんよね!納得です~

  39. アンフィトリテ:

    あの、司令官様。一つだけお聞きしてもよろしいでしょうか?

    1. うん。何?
  40. アンフィトリテ:

    北極海を経由してヨーロッパに向かわれると聞きましたが、本当ですか?

    1. 一応そのつもりだよ。
  41. アンフィトリテ:

    覚えていらっしゃるかもしれませんが、私とシアはヨーロッパから来ました。いくつか参考になりそうなことがありますので……お話しいたします。

  42. サラシア:

    うぅ……

    1. それはもしかして…
  43. アンフィトリテ:

    はい。ヨーロッパを掌握しているレモネードデルタに関する話です。

    1. ……
  44. 主人公:

    - 俺が目を覚まして、かなりの時間が経過したが抵抗軍の活動範囲は東アジアと太平洋に限定されていた。

  45. 主人公:

    - そしてさらにラビアタの抵抗軍の活動範囲と重なることもあり、遭遇する生存バイオロイドたちは総じて友好的な反応を見せてくれていた。

  46. 主人公:

    - しかし、地球の反対側……ヨーロッパに関する情報は断片的なものばかり……これは……

    1. 会議を開いた方がよさそうだな。まだ出発まで時間もある。
  47. オレンジエード:

    はい!ではアルファ様と他の参謀、指揮官の皆さんを招集します!

    1. あ…えっと、そうだな…。ありがとう。
  48. 主人公:

    - あまりにも自然に仕事をし始めるオレンジエードを見て頷くと、椅子から立ち上がった。

  49. 主人公:

    - ヨーロッパか……