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Transcription
- オレンジエード:
皆さ～ん！何度も催促して申し訳ないのですが！もう少しだけ急いでください！
- オレンジエード:
オルカ号の方たちがこの前方を確保してくれています！
またPECSの部隊が来る前に移動してしまいましょう！ - ユミ:
…ちょっと待ってください。
- ユミ:
皆さん、また隠れてください…！近くでPECS支援軍が移動中です……！
- オレンジエード:
ほ、本当ですか！？皆さん、急いで！早く隠れてください！
- オレンジエード:
ふぅ、危なかった……。司令官様に会えなくなるところでした。
- オレンジエード:
でもユミさん、どうしてわかったんですか？敵が来てるって！
- ユミ:
この眼鏡で確認しました…
- ユミ:
性能はあまり良くありませんが通信ネットワークと接続しているので……
- ユミ:
これで兵力配置図をリアルタイムで確認していました……
- オレンジエード:
わぁ～、すごいですね！その眼鏡もう一個ないですか？
- ユミ:
こ、これですか……？
- オレンジエード:
はい、同じ眼鏡です！
- オレンジエード:
えへへっ、私も眼鏡かけたらユミさんみたいに知的に見えますかね？
理知的な美女……私にピッタリの言葉です。 - オレンジエード:
実は今まで眼鏡って、かけても地味になっちゃうだけだと思ってました！
でも今回、ユミさんを見てその考えが変わりました！ - オレンジエード:
眼鏡ってかけた人の新しい魅力を引き出してくれるんじゃないかって！
人を惹きつける魔力のようなものがあるんじゃないかって！ そんな結論に至りました！眼鏡……いいですよね！ - ユミ:
あの…オルカ号の方たちが再び進路の確保に成功しました……
- ユミ:
別部隊が来る前に移動してもらいましょう……
- オレンジエード:
さすが！司令官様！ふふんっ！本当にすごいと思いません？
- オレンジエード:
今回もそうですが、本当にすごいんですよ～！以前私がセバストポリで、
司令官様が送り込んだ40人の精鋭隊員の方たちを支援したんですが…… - オレンジエード:
あっ！そうそう！その時初めて司令官様と通信したんですよ～。
えへへ、ユミさんも見ましたよね？司令官様。 - ユミ:
はい……先程……映像ですけど……
- オレンジエード:
映像なんかじゃ司令官様の魅力は全然伝わりません！本当ですよ！
- オレンジエード:
実物はもっともっと素敵な方ですよ～！
あ～一目惚れって少女漫画だけの話だと思っていたのに！ 見た瞬間！Fall in loveです！ - オレンジエード:
今回の作戦が終わったら初めて直接会えるんです。
今からもうワクワクしちゃってますよ～！ あ、少女漫画も読んでみますか？ - ユミ:
あれ……、まだ一度も人間様に会ったことがないんですか……？
- オレンジエード:
はい！
- ユミ:
……
- オレンジエード:
でも良い方だってことはわかりますよ！なぜなら―
- P-18シルフィード:
あっ、ここにいたのね。やっと見つけたわ。ジニヤー！こっちこっち！
- P-18シルフィード:
こんにちは、オレンジエード。こうして会うのは初めてよね？
- オレンジエード:
シルフィードさん！
- オレンジエード:
ドゥームブリンガーからわざわざに来てくれたんですか！？すごい！
今回は危なかったんですよー！急に敵がやって来て……。 ユミさんのおかげで隠れていたんですけど、全部倒したんですか？ - P-18シルフィード:
もちろん。すぐに終わったわ。
- P-18シルフィード:
本当なら感動のハグをしたいところだけど、
作戦中にそんなことしたらクールじゃないでしょ？ - P-18シルフィード:
それは作戦が無事に終わった後に取っておくわ。とりあえずお疲れ、オレンジエード。
- P-2000ジニヤー:
うぅ～…シルフィード、待ってよ～？
- P-2000ジニヤー:
あぁ！オレンジエード！ここにいたんだね！
- オレンジエード:
わ～！ジニヤーさんだ！！お久しぶりです！
- オレンジエード:
最近「上司のお悩み相談」のサーバーにも顔を出してくれませんでしたよね……？
お元気でしたか？ - P-2000ジニヤー:
うん！元気だったよ～！
- P-2000ジニヤー:
今は元気じゃないけど…
- オレンジエード:
ど、どうしました？お腹を押さえて……腹痛？
- P-2000ジニヤー:
護衛をしなきゃいけないのにメイ隊長に追いつけなくて……うぅ……。
- P-2000ジニヤー:
それでシルフィードと一緒にご飯を抜いてるの…
- P-18シルフィード:
まぁそうだったけど……チョコバー5個も食べたの、もう忘れたの？ジニヤー？
- P-18シルフィード:
私の分まで全部食べたくせに。
- P-2000ジニヤー:
うん！忘れてないよ！食事を抜いて食べるチョコバー、本当に美味しかったよ！
- P-18シルフィード:
……そう。それはよかったわね。
- P-18シルフィード:
それはそうとオレンジエード。この人も難民の方なの？
- P-2000ジニヤー:
わぁ……顔が真っ青ですよ……。おまけに目の下にすっごいクマが……
- P-2000ジニヤー:
大丈夫？お腹すいてますか？食べかけのトウモロコシで良かったら食べます？
- オレンジエード:
あっ、そうそう。お二人は初めてでしたね。紹介します！
- オレンジエード:
こちらのユミさんこそが！今回の作戦に協力してくれた内部協力者の方なのです！
- ユミ:
あ……初めまして……
- P-18シルフィード:
あ…協力者の方だったのね。えーっと……お、お世話になっております。
- P-18シルフィード:
この度はご協力のおかげで、特に大きな被害もなく終われそうです。
ありがとうございます。 - ユミ:
……
- P-2000ジニヤー:
ひひひっ！そうだよね！ユミさんが協力してくれなかったら、
もっと大変だったと思うし！ - P-2000ジニヤー:
そしたら、絶対もっとお腹すいてたし、ず～っと我慢しなきゃいけなかったから…
うぅ……、考えただけでもきつい……。 - P-18シルフィード:
今はとりあえず挨拶しに来ただけだから、私たちはこのへんで。
メイ隊長を護衛する人が足りてないのよ。 - P-18シルフィード:
これからよろしくね！また今度オルカ号で会いましょ～
- オレンジエード:
お二人ともご苦労様です～！オルカ号でお会いしましょうね～！ではまた～！
- オレンジエード:
ふふん、どうです？私が言いたかったこと、わかりましたか？
- ユミ:
はい……？
- オレンジエード:
もし、司令官様が悪い方だったら、オルカ号の皆さんが
あんなに明るいわけないじゃないですか！ - オレンジエード:
実は世界中に拡散したあの映像、私が編集したんです。
正直言って作業しながらびっくりしていました。 だって映像に映ってる人全員、とっても楽しそうで幸せな表情なんですもん！ - オレンジエード:
ユミさんもあれを見て、協力してくださる気持ちになったんですよね？
- オレンジエード:
信じてついて行ってもいいって思える素敵な人だってわかったから！
それで、危険を顧みず協力することにしたんですよね？ - ユミ:
……
- ユミ:
オレンジエードさんは……人間様を初めて見た時に、そう思ったんですか……？
- ユミ:
そう思ったから……実際に行動に移されたんですか…？
- オレンジエード:
はい！そうです！
- オレンジエード:
私はこれだ！って思ったら、すぐに行動に移す主義なんです！
居ても立ってもいられないんです！だって、その時に行動しなかったら…… 後で絶対後悔しますから。そしたらずっと後悔するんです！ - オレンジエード:
当然、損もしてきましたけど……でも何もしないで後悔するよりは、
やってみて後悔する方が良いじゃないですか？ユミさんはどう思います？ - ユミ:
私は…何もしないで後悔するタイプです……
- ユミ:
だから今まで…
- ユミ:
……
- ユミ:
何でもありません……行きましょう……
- オレンジエード:
はい！頑張りましょう！
- オレンジエード:
私も引き続きお手伝いしますよ！私のカドゥケウスを使えばAGS数台くらい朝飯前―
あれ……？ちょっと～待ってくださいよ～！一緒に行きましょうよ～！